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7月30日 Mon 「ひんやり、博物館へ」







『ホネホネ大行進 -骨学のススメ- 』を観に、豊橋の自然史博物館に行ってきた。
ホネ展、好きなんです。去年のINAXギャラリー名古屋の『小さな骨の動物園』以来、かな。






本物にはなかなかお目にかかれない絶滅危惧種動物のホネも。
いちばん右はちんまり見えますが、ものすごく巨大なアタマのアジアゾウ。






マナティー、と言われなければわからない。






コウモリの骨格標本。マジシャンのようで素敵。我が家にもいっこ欲しいです。








企画展にあわせて行われたシンポジウム『やっぱりホネが大好きです!』も聴講してきました。
大阪の自然史博物館からいらした、なにわホネホネ団の団長さん(若い女性の方です)のお話がとても興味深く。
(講演タイトルは“死体を拾おう、みんなで剥ごう!”)
理科室が大好きだったという団長さん率いるホネホネ団のメンバーは現在84名にもなるそう。
小学生から社会人まで、老若男女、いろんな骨好きな人が集い、楽しみながらホネと格闘し、戯れているとのこと。
皮を剥いだり引っ張ったり、骨を茹でたり洗ったり、博物館の貴重な標本となるべく
どんな死体にもひるむ事なく死体にホネに向き合うその姿勢は、素晴らしい。
(実際、ひるむのは大学生男子に多く、テキパキこなすのは大きい小学生女子っていう話が笑えました)
大物(動物園で死んでしまったゾウやキリンなど)が入った時は連絡がまわってきて出動するそうです。
悲しんでいる暇はなさそう。根気も、そして体力も要る作業なんだろうなあ。

わたしはホネ好き、標本好きではありますが、皮を剥ぐこともメスをにぎることもコワイ、貧血系小心者。
まあ、ホネ好きにもいろいろいるんであります。

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7月25日 Wed 「ベランダー」






ベランダで、静かに脱皮を繰り返しています。
たまに溶けてることも。
もうちょっといろんな色を増やしてみたい。




毛細血管はちきれそう。




コウモリ模様?




暑くなる前にベランダを片付けよう(模様替えというべきか)と思っていたのですが。
すのこのペンキがはがれてきたけど‥どうしようかな。
(夏はペンキ塗りしたくないなー)
日暮れの、太陽が沈む直前の涼しい時間帯じゃないといろいろ活動する気になれません。




コケができやすいというモスポット。
いくつかあるうちの一個だけ、いい具合に苔むしてきました。
たぶん、買ってから4〜5年くらい経っていると思う。
持ち運ぶのも躊躇するくらい、もっと苔むせばいいと思う。


よそのお宅のお庭やベランダを拝見するのはとても楽しいものです。
今日、ku:nel買ってきて、幸せ気分で眺めました。
あ、図書館で借りてきた『ツリーハウスで遊ぶ』『世界の食虫植物』も、たのしそう。



最後に、スズメの巣その後の話。
あれから中部電力のひとがメーターを見にきた時に
「ここは高温になって危ないから巣は掃除してくださいね」と注意され
仕方なく画用紙とアルミホイルを使って三日月型に工作し、排気口をふさぎました。
トビラを開け、スズメたちが運んだ枯れ草を取り出す。
まあ出てくるわ出てくるわ、なんと45リットルゴミ袋一袋分!
よくもまあ、あの小さな身体で‥。
チュン太たちには申し訳なかったな。
まだ卵を産んでいなかったのがせめてもの救いだ。
異変に気づき、はじめは中に入ろうとつついてたようだけど(痕があった)
しばらくし悟ったようで、もうこなくなった。
手乗りスズメとかちょっと夢見てたのに、残念。

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7月22日 Mon 「今回歩いたところ」






コケの海みたい





重森三玲の庭を見に。東福寺方丈庭園。










家の塀に時々みられる鳥居マーク。(立ち小便禁止という意味だそうです)

南禅寺に向かう途中のレンガ造りのトンネル。





お土産にもらって以来大好物の中村藤吉本店の生ちゃこれーと。抹茶も旨いが、ほうじ茶味もオススメ。
帰りの新幹線で食べた生茶ゼリイ、これまた絶品!

アスタルテ書房さんで購入した『澁澤龍彦 幻想美術館』。(龍子夫人のサインが入っていました)
旅歩きの身には重すぎる本だったけれど、埼玉の没後20年の美術展にも行けなかったし
やはり欲しい一冊だったので。

この本を手に入れた翌日(今日)、札幌のTさんからお手紙をいただいたのですが
封筒の中にいっしょに入ってたのが、札幌芸術の森美術館での巡回展の案内!(なんという絶妙なタイミング)
この世の中、ふしぎなタイミングというものが本当に存在するものです。Tさんの心遣いに感謝。

ああ、それにしても、芸術の森。最後に行ったのはいつだったろう。
なんか園内はめちゃくちゃ広かった印象がある。
あのロケーションの美術館でシブサハの世界を堪能できるなんて、なんという贅沢。


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7月22日 Mon 「ごほうび京都」








制作のほうがひとくぎりしたので、ごほうび旅に出ることに。
いろいろ候補はあがるものの、やっぱり京都を選んでしまうのだ。

京都への旅は、高速で片道4時間かけてというのがいつものお決まりなのですが
今回はちょっと気分を変えて新幹線で。
いやー、わかっちゃいましたが、新幹線、はやっ!
本をさらーっと読んで、さあうたたねでもと思ったらもう着いちゃうんだもの。

車は、時間に拘束されない、いろいろ寄り道ができる、割安感などがいいところだけれど
新幹線は移動時間が短いから京都のまちをゆっくり堪能できる、しかも帰りは疲れたら寝られる、
とまあ、それぞれにいいところがあるのですが、たまにはやっぱり新幹線もいいなあと思いました。

そういうわけで、ひさびさに京都駅に降り立ち、京都タワーを見たので、1枚。


続きは、明日アップします。

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7月19日 Thu 「夏」








クマゼミも鳴いている。夜は虫の声。

今年も乗り切れるだろうか。

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7月17日 Tue 「モノの価値って」








今回の個展で、個数限定で受注制作をしたタコノマクラの灯り。
標本の確保や箱作りにかかる時間うんぬんを考えたら、あまり多く作れないというのが現状。
(まあ、そもそも、たくさん売りたいという気持ちが少ないのかもしれません)
そういう事を加味すると、今設定している価格は‥うーん、三河価格からもう少し上げなくてはいけないなあと。


モノの値段。価値。自分がモノ作りするようになってから、改めて考えるようになりました。
自分の好きな世界を想像もしないような方法で代弁してくれる唯一無二なモノ、
魂の根っこみたいな部分が何かしら自分と繋がっているような気がする(一方的な思い込みでもいい)モノ
そんなモノと、人との出逢いにはいつでも敏感でいたいし、感動したいし、敬意を表現したい。
表現の仕方は、もちろんいろいろで、作品を買う行為であったり、言葉であったり。
ありとあらゆるモノで溢れかえり、物質的には恐ろしい程恵まれ過ぎている国で生きているからこそ
モノについては、いろいろ考えさせられてしまうのであります。

そして、モノへの執着、蒐集癖=自己愛だという説。
なんとなく納得してしまう部分はあるような、ないような。



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7月15日 Sun 「蔵王山からの眺望」




低気圧の到来とともに軽く体調を崩しておりました。
でも、今はすっかり気分も体調も上々。

少々遅れていましたタコノマクラの灯り、お待たせしてしまい、申し訳ございません。
ほぼ出来上がっておりますので、近日中に発送&納品する予定です。
どうぞ宜しくお願い致します。






お友達と田原の蔵王山へ。(素晴らしい眺望を満喫しながらのランチ、良かった!)

台風一過の草むらには、威勢のいいキノコ軍団が。
かなり歪んでるけど、菌輪(フェアリーリング)らしきものも!









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7月10日 Tue 「雨雲が広がり、少し肌寒く感じた日」







宮本浩次の「明日に向かって歩け!」を読んでいたら、こんなタイトルに。
悩める熱き文学ロック男子。歌もいいが、文才もあるんだなあ。



久々にclapierさんに苔玉を納品してきました。
苔玉作りは夏休みに入りますので、次回の納品は初秋の頃となります。
どうぞ、よろしくお願い致します。











スナゴケの苔玉から小さな雑草が。

“コケそのもの”が好きな私は
こんな風にコケが一面にあるだけの素朴な苔玉が好き。



一緒に写っているのは、個展の初日、京都から駆けつけてくれた友人がくれた英国製の巨大マッシャー。
(変なものシリーズの第何弾だっけ)
軍ものなのでしょうか、一度にポテト4〜5個は潰せそうです。
柄も長く(腰よりちょっと低いくらい)、ぱっと見、農具を思わせます。
昔の、しかも異国で作られたマッシャーが海を渡り
めぐりめぐって友人の手に、そして我が家のベランダに。
巨大マッシャーの数奇な運命に、思わず胸が熱くなります。

大量消費を繰り返す現代に奇跡的にポッカリとこの世に留まった古い道具には
廃棄されることを免れてきた何か特別な理由があるのかな。
などと、ぼんやり考えているうちに、もう夕方。


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7月5日 Thu 「キノコウォッチング〜梅雨の晴れ間編」







ひさびさの、キノコウォッチング!
雨上がりの晴れた翌日というのは、何か出ていそうな気がして、ソワソワしてしまいます。
事実、秋の台風が去った翌日なんかは、“いい出逢い”がたくさんありますし。
(それは、浜辺でも同じですね)


車で30分もかからない所にある某公園は、私のお気に入りのキノコスポット。
木陰が多く、車の中で昼寝している人、ウォーキングにいそしむ人、広場でお弁当を広げている人
平日にもかかわらず、いろいろな人が心の安らぎを求め集う場所です。

そんな中、花も何もないところで地面スレスレに這いつくばってファインダーを覗き込む人がひとり。
しかも、手も足も蚊に刺されまくりながら‥
(かたちは違えど、これも心の安らぎを求めている図なのです)


キヌガサタケ(キノコの女王と呼ばれる。レースのマントが優雅!)なんか出てると嬉しいんだけどなあ‥
などと期待しウロウロするも、全体的には気をつけていないと見過ごしてしまいそうな
黒とか茶色の地味系キノコが多かった。

しかし、ひとつ「おっ!」と声をあげてしまうようなキノコを発見。
2年前の秋も確かこの辺りで見つけたテングダケ。(上の画像)まさか7月に逢えるとは。

テングダケって、ほんとに美しい。
傘と柄のバランス、セクスィーなツバ、メルヘンチックなイボ。
美しいけれど、でもあなたはそう、毒キノコ。欲を出して食べようとしてはいけないのです。






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7月3日 Tue 「ここに決めた?」







早朝クルックーと糞害のハトさんに巣作りされるのはご免こうむるけど
スズメさんなら、何となく目をつむりたくなる。

玄関側のこの狭い通気口?の隙間にせっせと枯れ草を運びこむようになって、かれこれ2週間は経っていると思う。
こんなところに巣作りして大丈夫かなあと心配しつつも、でもヒナが産まれたら可愛いだろうなと思い
そのままにしておいた。
それからあれよあれよという間に枯れ草の量は増し、今日初めてカメラを向けたツガイと思われるスズメたちは
「もう、ここに決めましたから」と言わんばかりに、胸を張って小さく私に主張していた。(ように見えた)


物置屋根の隙間の巣から落っこちてカラカラに干涸びたスズメのヒナを時々発見するたびに
世の常の悲しさを思ったものだけれど
この子たちのヒナは無事に孵り巣立ってゆけるかなあ。



標本箱の受付は終了いたしました。
お申し込みいただいた皆様、ありがとうございました。
順次、発送しておりますので、到着までしばらくお待ちください。

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7月1日 Sun 「お狐づくし」













ずっと前から気になっていた豊川稲荷の霊狐塚(れいこづか)に行ってきました。
大小、顔のかたちも表情もさまざまなお狐さんが無数に佇むさまは圧巻。
これらは、商売繁盛を願う人々が祈願とお礼として奉納したものだそうで
お狐さんの足もとの台にはひとつひとつ、地域名や屋号などが記されていました。

凛々しい顔、無表情、笑っているような顔、ちょっと漫画みたいな顔。
いろいろあって面白かった。

ここは本殿周辺のような賑わいはなく、訪れる人もまばらでとっても静か。






お昼は、分厚いお揚げにヒレカツやレタスをはさんだ「おきつねバーガー」などをいただきました。
豊川稲荷近くのうどん店「松屋支店」さんにて。

お揚げはほんのり醤油の香りが香ばしく、サクッとしていて軽い。全然油っぽくない。
ヒレカツとケチャップとも相性は抜群。とっても美味!

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